オートコリメーターは、光学的な角度を高精度に測定するための装置です。レンズやミラーなどの光学部品の製造や校正に広く用いられています。
オートコリメーターの測定原理
オートコリメーターは光源とレンズと目盛り板からなるコリメーターと、目盛り板の像を観察するための接眼レンズから構成されています。コリメーターから出た光は、平行光として反射体に当たります。反射体が垂直に配置されている場合、反射された光は元の方向に戻りますが、反射体が傾いている場合、反射された光は傾いた方向に進みます。この時、接眼レンズで見える目盛り板の像は、反射体の傾きに応じてずれます。このずれを測定することで、反射体の角度変化を求めることができます。