光学システム内に存在する像の歪みを描写するための指標。1934年にオランダの数学者であるフレデリック・ザイデルによって提唱されました。
- 球面収差 光学系において点を光源とする光線が光学系を通った後、焦点1点に収束せず前後にばらつく収差。
- コマ収差 光軸外の1点を光源とする光が、像面において1点に集束しない収差。
- 非点収差 光軸外の1点を光源とする光が、レンズに対して同心円方向と直径方向で焦点距離がずれる収差。
- 像面湾曲 レンズの前側と後側で、レンズに平行な焦点面が平面から平面に対応しない、という収差。
- 歪曲収差 正しい方眼の物体を光学系により投影した時、像が正しい方眼にならない収差。