入射角(Angle of Incidence)
入射角とは、光や波が物体表面に入射する際の角度のことを指します。
定義と基準
入射角は、物体表面に垂直な線(法線)と光線の成す角度で表されます。
- 光線が法線と平行に入射する場合は、入射角は0度となります。
- 光線が法線と垂直(表面と平行)に入射する場合は、入射角は90度となります。
入射角が大きくなるほど、反射や屈折の角度が大きくなります。
光学設計上の注意点
入射角が大きくなると、反射や屈折の効果がより強くなり、光の損失が大きくなることがあります。そのため、光学デバイスの設計においては、入射角に注意を払う必要があります。また、入射角によっては偏光効果が生じることもあります。偏光効果は、光の振動方向が変化するため、光学デバイスの設計においても重要な要素となります。