分解能とは、ある対象を細かく見ることができる能力を表します。顕微鏡で微小な物体を見る場合、分解能が高ければより詳細な構造を見ることができます。
分解能を決めるもの
分解能は光学系や電子顕微鏡などの観測装置の性能に依存します。例えば、光学系の分解能は、光の波長と開口数(NA)で決まります。識別できる最小の間隔dは、レイリーの基準では d = 0.61λ / NA と表されます。波長が短いほど、また開口数が大きいほど分解能は高くなります。
一方、電子顕微鏡が光学顕微鏡より高い分解能を持つのは、電子の波長が可視光よりはるかに短いためです。電子の波長は加速電圧で決まり、加速電圧100kVでは約0.004nmと、可視光の10万分の1程度になります。
分解能の限界
分解能は、物理的な限界もあります。例えば、原子や分子などの非常に小さな対象を見る場合、光学や電子の波長の大きさによって限界が設けられます。
そのため、これらの微小な対象を観測するためには、より高度な技術が必要となります。





