偏光板とは、特定方向に偏光した光だけに限って通過させる板のことです。直線偏光板と円偏光板の2種類があります。
直線偏光板は、一定方向に振動する直線偏光を通し、それ以外の方向に振動する直線偏光を遮るものです。
円偏光板は、一定方向に回転する円偏光を通し、それ以外の方向に回転する円偏光を遮るものです。
偏光板は、液晶ディスプレイやカメラなどの分野で広く利用されています。
例えば、液晶ディスプレイでは、バックライトから出た自然光を直線偏光板で直線偏光に変換し、液晶層でその透過量を制御して画像を表示します。