モース硬度とは、物質の硬さを表す指標の一つであり、主に鉱物の硬さを測定するために用いられます。19世紀にアメリカの地質学者であるヘンリー・モースによって提唱されました。
物質の硬さはある鉱物でひっかいたときに傷がつくかどうかを基準にしたもので、傷がつきにくいほど硬いと言います。モース硬度は1から10までの10段階に分けられ、それぞれに標準鉱物が定められています。例えば、モース硬度1の鉱物は滑石で、爪で傷をつけることができます。モース硬度10の鉱物はダイヤモンドで、他のどの鉱物よりも硬く、傷をつけることができません。