- 非線形光学結晶とは
- 非線形光学結晶の種類と特徴
- 非線形光学結晶の応用例
1. 非線形光学結晶とは
非線形光学結晶とは、入射光に対して結晶中が非線形的に応答し、複屈折を生じる結晶のことです。これは、光の強度によって物質の屈折率が変化する現象を利用したもので、レーザー光の波長変換などに用いられます。
2. 非線形光学結晶の種類と特徴
主な非線形光学結晶には、LiNbO3、LiTaO3、KTiOPO4、KNbO3などがあります。これらは、特定の金属が酸素で構成された正八面体の中心からずれることにより、電荷が片寄り分極を生じます。また、ポレート系結晶や誘起結晶なども非線形光学結晶に分類されます。
3. 非線形光学結晶の応用例
非線形光学結晶は、第二高調波発生(SHG)や光パラメトリック効果など、多くの光学現象に利用されます。これにより、レーザー光の波長を変換し、医療、通信、研究など幅広い分野での応用が可能になります。