2026年3月26日、弊社テクノロジーセンターにて、第10回「ものづくり日本大賞」優秀賞の受賞伝達式が執り行われました。関東経済産業局 産業部長 志村典彦様にご臨席いただき、受賞者7名へ表彰状が授与されました。
受賞者を代表して技術製造2課 課長 平栗健太郎が謝辞を述べたほか、東京大学先端科学技術研究センター教授 三村秀和様、および平栗健太郎による受賞記念講演も行われました。
式典の様子
受賞者
夏目光学株式会社と東京大学先端科学技術研究センターに所属する以下7名の受賞となります。
- 三村 秀和(国立大学法人東京大学 先端科学技術研究センター)
- 平栗 健太郎(夏目光学株式会社)
- 松澤 雄介(夏目光学株式会社)
- 今村 洋一(夏目光学株式会社)
- 久米 健大(夏目光学株式会社)
- 宮下 洋明(夏目光学株式会社)
- 齋藤 貴宏(夏目光学株式会社)
受賞記念講演
式典では、弊社技術製造2課 課長 平栗健太郎と、東京大学先端科学技術研究センター教授 三村秀和様による受賞記念講演が行われました。
受賞者を代表して登壇した平栗は、開発当初は細長いガラスを高精度に仕上げる工程に行き詰まる時期もあったと振り返りつつ、社内で培ってきた研磨技術の応用が大きなブレイクスルーになったと説明しました。加工・計測・電鋳転写の三技術が揃ったことで製造精度は飛躍的に向上し、FOXSI-4への搭載や放射光施設への納入へとつながったことを紹介。今後は製造部門へ移行し、X線ミラーの安定供給体制の確立に取り組んでいくと語りました。
続いて登壇した三村先生は、2002年から四半世紀にわたって光学素子の研究に携わってきた経緯を語りました。電鋳技術をミラー製造に応用するアイデアは2006年頃の実験の中で生まれたものであり、当初は学会でもほとんど注目されなかったと振り返りました。その後2012年から始まった夏目光学との産学連携は、試行錯誤を重ねながらも着実に成果を積み上げ、今では成功例として広く紹介されるほどの関係に発展。講演の最後には、新しい技術に積極的に触れ、それを好きになることの大切さを若い世代へ向けて伝えました。
受賞内容について
今回の受賞案件「ナノサイズの微小世界から何億光年と遥か宇宙の彼方を探る高精度X線ミラーの開発」の詳細については、下記のお知らせをご覧ください。
弊社は今後も、光の可能性を追求し、世界最先端の科学研究および日本のものづくり発展に貢献してまいります。
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